“27クラブ”ってなに?27歳になって死んだスターたち

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27クラブとは?

27クラブとは、27歳という若さで死んだミュージシャンたちを指す言葉です、正確な定義上ではミュージシャンだけでなく俳優などもリストに連ねていることから、アーティスト全般が対象になっています、しかし多くはロックミュージックないしはポピュラーミュージックの話題で語られることがほとんどであり、特にこのリストに挙がっている人物ではロックミュージシャンが最も多いです。
さらに薬物乱用(オーバードーズ)、アルコール依存症、殺人や交通事故などのように、暴力的な手段で亡くなっている例が多いようです。
この記事では、この27クラブに名を連ねるミュージシャンたちを彼らの代表的な曲とともに紹介していきたいと思います。

27歳で死んだ代表的ミュージシャンたち

Robert Johnson-“Sweet Home Chicago”

Sweet Home Chicago

2018年のリスナーにとって、この伝説的なブルースマンの演奏はいささか古臭く思えるかも知れません、しかしこの”27クラブ”を語る上でRobert Johnson(ロバートジョンソン)を外すわけにはいかないのです。
彼がその音楽人生においてレコーディングしたとされる50曲にも満たない楽曲たちは、後に数々のロックスターによってカヴァーされました、例えばCreamの”Crossroad“、Rolling Stonesの”Love In Vain“や”Stop Breaking Down”などが代表的です。
彼は音楽が巨大産業化する以前の時代に、アメリカ大陸を渡り歩きながらギターを弾いていました、その技巧を見た人々はいつしか、「十字路で悪魔に魂を売り、それと引き換えにギターのテクニックを手に入れた」というブルース、ロック史上最も有名で悪名高い伝説を作り上げたのです。

彼は1938年8月16日に死を迎えました、死因ははっきりとわかっていませんが、「不倫相手の夫にストリキニーネという毒を盛られた」や「人妻との情事を目撃されその場で刺殺された」などの説が特に知られています、また前述の伝説にちなんで「悪魔に殺された」という説すら存在しています、しかしながら死亡当時に役場に届けられた死亡届には「No Doctor」とだけ記載されていたため、この死についての謎は深まるばかりとなっています。なお、彼の遺体は故郷であるミシシッピ州の墓地に埋葬されています。

 

Brian Jones(Rolling Stones)-“Paint It Black”

The Rolling Stones – Paint It, Black (Official Lyric Video)

The Rolling Stones(ローリングストーンズ)というロックバンドを想像したとき、浮かぶのはMick Jaguar(ミックジャガー)ではないでしょうか、しかしこのイギリスのロックバンドの歴史には間違いなくこのBrian Jones(ブライアンジョーンズ)という男が異彩を放ちながら存在しているのです。
作曲能力こそ乏しかったものの、メロトロンやシタールのような当時としては珍しかった楽器を先進的に取り入れ、バンドのサウンド面において大きな影響を及ぼしました、また今でいうところのフィーチャリング、コラボレーター的なことを先駆けており、その模様はThe Beatlesとの”Yellow Submarine“や”You Know My Name“などで確認することができます。

彼の死はまさにロックンロール、ロックスターのステレオタイプを地で行っているような印象です、「アルコールにドラッグを混ぜてそのまま自宅のプールにダイブ」死亡の原因をつらつらと書き連ねてみるとまるで馬鹿みたいに思えます。しかし当時ローリングストーンズが彼をメンバーから外そうとしていた、という事実を考えてみると少しだけこの”馬鹿みたいな”死亡事故もミステリアスに思えてきてしまいます。
ちなみにKeith Richards(キースリチャーズ)はこのことに以下の言及を残しています。

I don’t know what happened, but there was some nasty business going on.

 

Jimi Hendrix-“Voodoo Child”

Jimi Hendrix 'Voodoo Child' (Slight Return)

それが名誉か不名誉であるかは疑問が残りますが、この”27クラブ”に所属しているメンバーで最も有名なミュージシャンのひとりが、このJimi Hendrix(ジミ・ヘンドリックス)ではないでしょうか?伝説的なギタリストとして知られ、ギターを歯で弾いたり燃やしたり、はたまた歪ませた轟音をバックにアメリカ国家を演奏したり、彼の奇行とも形容できる天才的なパフォーマンスは多くのロックキッズの心に永遠と残り続けることでしょう。

1970年の夜、ロンドンに住む彼女の家にいたジミはいくつかの睡眠導入剤を飲みました、この薬は一錠で大人の男性を8時間眠らせるのに十分な代物でした、しかしジミはこの薬を9錠も一気に摂取し、さらに事前に大量のアルコールを嗜んでいたとされ、これらのひとつひとつが積み重なり結果的に死に至らしめられました。
ちなみに死亡の際、同席していたモニカダンネマンの証言は一転二転し、信憑性を疑われていました、実際にジミがマフィアに誘拐させられたなどの説も浮上し、この事件の真相は迷宮入りとなっています、またこのモニカダンネマンは後にガス自殺をするという不運な結末に終わっています。

 

Jim Morrison-“Light My Fire”

The Doors – Light My Fire (2006 Remastered)

ステージ上での扇情的なパフォーマンス、私生活はパーティに明け暮れアルコールとドラッグに溺れている、この生き方には同ロックバンドが神格化されるための大きな一端を担いましたが、Iggy Pop(イギーポップ)をはじめ、The StrokesのJulian Casablancas(ジュリアンカサブランカス)など、彼の影響を公言しているロックスターは枚挙にいとまがありません。

彼は、パリのル・マレにあるアパートにてバスタブの中に浮かんだ状態で遺体が発見されました、パリの警察は事件性はないとして検死は行わず心臓発作と発表しました、しかし今では数々の証言から薬物の過剰摂取である説が優勢とされています。

ちなみに、ここまで紹介したBrian Jones、Jimi Hendrix、Jim Morrisonの3人はいずれも世界的なロックスターであり1969年から1971年という短い期間の間に死んでいることから、この偶然はいくつかの論争を引き起こし、”27クラブ”というジンクスを形成するための素地を形成しました。

 

Kurt Cobain-“Smells like Tee  Spirit”

Nirvana – Smells Like Teen Spirit (Official Music Video)

90年代のアメリカを思い返してみれば、そこにNirvana(ニルヴァーナ)という偉大なロックバンドがたちはがっています、当時のUKの楽観的で等身大のロック像とはかけ離れた、自虐的で汚らしいロックンロールは間違いなく90年代の時代精神そのものでした。
このバンドのフロントマンであるKurt Cobain(カートコバーン)のイメージといえば、フェンダーのジャガー、ダメージの入ったデニム、はたまた毛玉のついた緑のカーティガン、そして何と言っても”銃”、でしょうか。

彼は世界的なロックミュージシャンになっても何も満たされることはありませんでした、この心情を遺書では”ライブ中にタイムカードを押している気分”と表現しています、彼は幼い頃からうつ病に悩まされ、結局シアトルにある自宅で薬物を摂取したのち自分のこめかみを銃で撃ち、自殺しました、愛する妻とまだ年端のいかない愛娘を残した27歳の出来事です。
彼の遺書には敬愛するNiel Young(ニールヤング)の歌詞を引用した言葉を最後の結びとしています。

It’s better to burn out than to fade away .

徐々に色褪せるくらいなら、いっそ燃え尽きたほうがマシだ。

 

終わりに

“27クラブ”について紹介していきましたが、いかがだったでしょうか?前述したように60年代のロックスターたちが一挙に死亡(さらにその原因に疑いの余地がある点がミソ)したことでこのジンクスが叫ばれるようになり、時が流れ90年代にまたもやKurt Cobain(カートコバーン)というロックのアイコン的存在が27歳で逝去することで、”27クラブ”が公然の事実として認知されるようになりました。
ちなみに、27歳という年齢が実際に死亡のリスクが上がるかどうかについて、科学的な根拠は全くなく、あくまで20、30代において死亡リスクが増加している傾向はある程度のようです。

しかし、多くの主にロックマニアが”27クラブ”を語るように、音楽好きというよりも人間というものは怪しいジンクスや伝説が大好物なのは間違いありません。
ここで紹介したメンバーはごく一部でしかありません、さらに知りたい、また興味がある方は“27 Club”のWikipediaを参照ください。
英語版になりますがContents欄のIdentified Membersを見ると詳細なメンバーやそれぞれの簡単なサマリーを確認できます、ぜひご活用ください。

 

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