Disclosureのルーツを探る

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Disclosureのルーツを探る

Disclosure-“BBC Essential Mix”

Disclosure Radio 1 Essential Mix – HQ

彼らの音楽性は、心地よいハウスミュージックに分類されることが多いかもしれません。彼らのサウンドがここまで受け入れられた要因のひとつとして、若者にもわかりやすいオシャレさが、このハウスのシンプルな四つ打ちのハウスから現れた、と言っても、ある程度は過言ではありません。

これは代表曲”Latch”が”心地良いハウスミュージックをイメージした”と言われていることからも、彼らがDisclosureのシグネチャーサウンドとしてハウスを据えていることは、確かに間違いではないのです。

しかし、”それだけではない”ことも確かです。そのことのまぎれもない証左として、わかりやすいのが、上の動画にあるDisclosureのEssential Mixです。この動画はDisclosureがイギリスの公共放送BBCのために行った、2時間にも及ぶミックス音源です。そこには、自身に影響を与えた音楽が綿密に紡がれており、ハウスのみならず、UKガラージやヒップホップなど、彼らが体験してきた音楽の幅広さをうかがい知ることができます。

よって、この記事では、UKダンスシーンの超新星として、早くから脚光を浴びたサウンドが、どのような音楽を体験し、どのような音楽に影響を受けたのか、彼らのルーツを発見できればと思います。

 

クラブシーンからの影響

Burial-“Ghost Hardware”

Burial – Ghost Hardware

彼らのインタビューで、何度も取り沙汰されていることではありますが、彼らのサウンドのルーツを探るうえで、Burial、Joy OrbisonやJames Blakeに代表される、00年代以降におけるダブステップ、ポストダブステップなど、UKクラブシーンからの影響は無視できません。

はじめは、兄のGuy Lawrenceがクラブに通っていて、そこで流れる音楽がどのような手法で制作されているかに興味が湧き、やがて兄弟でダンスミュージックを作り始めるようになったそうです。特にMoshi Moshi Recordsからリリースされた、彼らのデビューシングルのB面曲”Street Light Chronicle“はそれらの影響が色濃くでています。

 

Pepe Bradock-“Deep Burnt”

Pepe Bradock – Deep Burnt

フランスのDJ、ハウス、テクノミュージシャンであるPepe Bradockは、Disclosureのふたりはインタビューにおいて、最も影響を受けたディープハウスのプロデューサーとして名を挙げています。

他にUSアンダーグラウンドハウスを代表するFred Pと共に、彼らからはシンプルなグルーブに複雑でジャジーなコード進行を学んだと発言しており、Disclosureが作り上げるサウンド面において大きな影響を与えました。

 

ブラックミュージックからの影響

Slum Village-“Fall In love” Prod. by J Dilla

Slum Village – Fall In Love

意外なことに思えるかもしれませんが、彼らはGang StarrやATCQのようなヒップホップを好んで聴いており、特に伝説のビートメイカーであるJ Dillaに関しては” マッシヴ”なファンであると公言しています。

彼らのデビューアルバムに収録されている”Grab Her”にはJ Dillaからサンプリングをしておりこれはアルバムの中での唯一のサンプリングであることからも、いかにJ Dillaをリスペクトしているかがわかります。

 

Alicia Keys-“Unbreakable”

Alicia Keys – Unbreakable (Live)

サンプリングの素材にされることの多い、Alicia Keysに関しても、兄のGuy Lawrenceはコード信仰について影響を受けたと語っています。また同じくリスペクトしている女性ミュージシャンとしてElyka Baduの名も挙げています。

 

終わりに

Artful Dodger-“Please Don’t Turn Me On”

Artful Dodger – Please Don't Turn Me On (Disclosure Remix) (Official Video)

こちらはUKガラージを代表するArtful Dodgerの曲をDisclosureがリミックスしたものです。

こういったリミックスを聴くと、やはりDisclosureのふたりはUKのクラブシーンから生まれたのだと実感させられます。既に挙げたBurialやPepeBradockのようなクラブサウンドを原点としながらも、時折参照されるR&Bやヒップホップなどのブラックミュージック、というスタイルは、今までのUKクラブシーンのスタイルとなんら変わりありません。

そういった意味では、彼らこそ UKクラブシーンのDNAを正統的に受け継ぎ、新たな局面へと導く次世代なのかもしれません。

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