ビートルズの邦題|ダサいのか、それとも一周回ってカッコいいのか問題

コラム

みなさん調子どうですか、こんにちはです。

この記事では、ビートルズの「邦題」について書いていきますよー。彼らの楽曲の邦題は、正直なところ、今でも賛否両論あるものが多いですよね。

そんじゃいくぞーーー。

高島引之氏の功罪

高嶋引之はEMIミュージック・ジャパンのディレクターであり、かの有名なビートルズの日本における初代ディレクターを務めたスゴい人物であります。そして、ビートルズにおいて、現在でもしばしば賛否両論が巻き起こっている、「邦題」のほとんどをつけた張本人でもあるのです。

めちゃくちゃ蛇足ですが、彼の娘はヴァイオリニストの高嶋ちさ子。

彼は日本におけるビートルズの仕掛け人として、武道館公演を実現させ、以降ミュージシャンの一つの到達点として武道館が語られるようになるなど、後世に様々な影響を及ぼした功労者です。しかし彼の「邦題」には今でも少なからず批判があるのも事実。この記事では、彼がかつて名付けてきたビートルズの「邦題」について、どういったものがあるかを解説するとともに、彼の想像力豊か(?)で、自由気ままでフリーキーな仕事の数々を、紹介していきたいと思います。

僕は外資系の会社の社長までやったわりには英語があまり出来ないので、知った事じゃないと。だって、曲を聴いた時にそうひらめいたんだから。そういうイメージがぱっと広がったんだからしょうがない。

※彼が感覚を重視して翻訳するタイプだということを念頭に呼んでください。※

 

賛否両論ありな邦題10選(順不同)

愛こそは全て(All You Need Is Love)

ビートルズの日本公演の際、マネージャーのブライアンエプスタインが、「わけのわからない邦題は付けるな」と釘を刺したらしく、アルバムRevoluver(リヴォルバー)以降は、ほとんどの楽曲はカタカナの原題によるリリースになりました。

この“愛こそはすべて”はビートルズの楽曲において、最後の最後に邦題がつけられた記念碑的な作品になっています。正確に言うと”ジョンとヨーコのバラード”とか一部は邦題でリリースされていたり、ビートルズ解散後のソロ作品は邦題が解禁されたりと、これ以降も彼らの作品で、邦題を見かけることはよくあるんですけどね。

ていうか、”ジョンとヨーコのバラード”のダサさやばくないですか???

ノルウェーの森(Norwegian Wood)

典型的な誤訳パターン。高嶋博引之は、とりあえず自分の知っている単語を訳していって、それで曲を聴いて、何となくの思いつきで邦題をつけたそうです。

ちなみに楽曲を正確に訳すと「ノルウェイの木材」、風呂で寝ることの腹いせに家ごと燃やすという何ともサイコパスな歌詞になっています、まぁJohn Lennonっぽいっちゃぽい。でも「ノルウェイの木材」では味気ないのも事実ですし、この「ノルウェイの森」の和訳がなかったら、村上春樹の例の小説もないわけだし、結果オーライかな?いや、村上春樹が「ノルウェイの木材」で本をリリースしている可能性はあるけども。あまり読みたくないですね、そのタイトル。

ひとりぼっちのあいつ(Nowhere Man)

これは個人的に結構いいと思うのですが、みなさんはどうでしょうか?

「ひとりぼっち」っていうありきたりな言葉が、いい感じに、行き場所のない雰囲気を表している気がします。意図しているかどうかはわかりませんが、案外好きですね、この和訳。

君はいづこへ(I’m Looking Through You)

コレも個人的に好き。ありきたりな言葉を使いつつも、原題のイメージをがっちり掴んだ邦題が好きです。「いづこ」ってワードセンス、良くないですか?

愛のことば(The Word)

はい、来ましたね。典型的な、昔の謎邦訳パターン「愛の〇〇」。いや、普通に意味わからなくないですか?とりあえずそれらしいワード付けとけば良いって魂胆が見え透いてて気持ち悪い。

この他にも「今夜は○○」や「夜明けの○○」パターンなど、邦訳にはこのような、もはや使い古されすぎて、接頭辞のようなものになっているキーワードがいくつかありますね。

4人はアイドル(Help!)

いや、知ってるわ。むしろアルバム「Help」以降のビートルズは、アイドルからアーティストに変化していく重要な時期でもあるのに、シングルリリース曲が突如の「4人はアイドル」って…流石に笑えない。そしてこの曲自体も、John Lennonのフラストレーションや苦しみを表現した、彼の当時の心情が吐露した素晴らしい楽曲なのに、タイトルを全く関係ない言葉に差し替えてしまうなんて。これでは日本の音楽がガラパゴス化するのも納得ですね笑。

恋のアドバイス(You’r Going To Lose That Girl)

ちょっと飛躍しすぎな感じはありますが、このタイトルをこのままカタカナで表記しても、それはそれで意味がわからない気もするので、正直この邦題はやむを得ないのかなと思います。

というか、この曲自体が好き。

涙の乗車券(Ticket To Ride)

お決まりパターン「涙の○○」。ただ、片道切符であることに、悲しみを見出して、こういうワードを選んだと思うので、結構的を得ている邦題だなと思います

というか、この曲も好き。

抱きしめたい(I Want To Hold Your Hand)

抱きしめたい???、いや、原題の”Hand”(手)はどこいったの???もはや意訳を超えて超訳ですねコレは。

ちなみに翻訳をした高嶋引之氏は以下のように発言。

思い切って「抱きしめたい」と。僕はね、タイトルをつけるのが得意なの。

おー、得意なんですね。それはおめでたいことです。よかったよかった。さすが。コレもし本音で言っていたら、失笑モノですけどね。

ビートルズがやって来る、ヤァ!ヤァ!ヤァ!(殿堂入り)

有名すぎて殿堂入りにしたい邦題!!!

ちなみに、こちらの邦題は高嶋引之氏ではなく、当時配給会社に勤めていた、水野晴郎氏がつけたものです。高嶋引之氏は、結構素晴らしい邦題を付けることも少なくなく、ところどころ誤訳していたり、イレギュラーな邦題が多いのも事実ですが、別にプロの翻訳家ではないのでそこまで細かく言っても意味がないでしょう。

ヤァ!ヤァ!ヤァ!の勢い、一周回って好き

 

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