ビートルズの前衛的すぎる曲たち|君は何曲理解できる??

コラム

 

皆さん調子どうですか、こんにちはです。

ビートルズは60年代における最高峰のロックバンドであり、ポップスにおいても数々の偉業を成し遂げてきたグループです。彼らの楽曲は英語の授業で使用されることもあるほど、洋楽初心者にとっては「かなり聴きやすい部類」に入るバンドとしても認知されています。

しかしこの記事では、そんなビートルズのとても初心者向け、ポップス向き、とは思えない数々の実験精神溢れる楽曲について紹介していきます。当時はとても新しかったが今では普通に感じられるような曲から、今でも理解に苦しむような(半世紀経ってもまだ時代が追いついていない??)楽曲まで、彼らの深みを探っていきましょう。

「実験的」、「前衛的」なバンドとしてのビートルズ

ポイント:ロックの世界にクラシックやインド音楽を持ち込んだ

これはよく知られた事実でもあります。主にRubber Soul(ラバーソウル)がリリースされた中期以降(1964年以降)は、彼らがアイドルからアーティストへ脱皮する特筆すべき期間であり、この頃からロックだけでなく、クラシックやインド音楽など、様々なジャンルを吸収していきます。

Paul McCartney(ポールマッカートニー)はプロデューサーのGeorge Martinによるマンツーマンのレッスンを受け、クラシックの音に対するアプローチ方法を学びました。それらの知識を元にポップスにクラシックの要素を加えた”Yesterday”を発表します。

George Harrison(ジョージハリスン)はインドや仏教といった東洋思想と出会い、傾倒します。彼がビートルズにシタールのようなインドの伝統楽器を持ち込み、そこから次々にロックの概念の拡張が試みられていくのです。John Lennon(ジョンレノン)がシタールに興味を持ち、最後の決め手に欠けていた”ノルウェイの森”に取り入れたことで、この名曲が完成したのは有名な話です。

現代のポップ・ミュージックにおいて、クラシック顔負けの大仰なストリングスが導入されることはよくあることであります。またインド音楽に関しても、ビートルズがロックに持ち込んだ60年代以降から、そのジャンルを担うバンドは次々に現れていて、90年代においてはKula Shaker(クーラ・シェイカー)であり、00年代以降ならTemples(テンプルズ)などがいます。

彼らの実験精神や新しいことを試みようとする気概があったからこそ、現代のポップスのフィールドでは一般的である手法や音楽が、存在するのかもしれませんね。

ポイント:ビートルズの周りの人達のお陰でもある

彼らがライブ活動から退きスタジオワークに専念することによって、好奇心の全てを新しい音楽を作ることに注力できたのは、非常に大きなポイントでしょう。また、George Martin(ジョージマーティン)を始めとし、彼らのレコーディングに付いていたプロデューサーやエンジニアは非常に優秀であり、彼を中心に、ビートルズが持っている若く瑞々しい(時には大胆すぎる)感性を技術的な観点からサポートし、素晴らしい作品へと昇華させました。

もしも、中期から(Helpから)後期にかけて(Abby Roadまで)の作品をレコーディングするにあたって、4人だけでやっていたら、必ずこれほどまでの作品は生まれなかったでしょう。レノン=マッカートニーを筆頭に、彼ら4人の感性やアイデアはずば抜けていましたが、それを一つの楽曲に落とし込むための技術や知識は不足していました。特に実験的なことやまだ誰もやっていないことを試そうとした時、必ずプロデューサー陣の知恵を借りなければなりませんでした。彼らが常に革新的なことに挑戦し作品へ昇華できたのも、George Martinらの存在があったからこそと言えます。

 

これがポップス?!理解しがたい名曲

“Tomorrow Never Knows”

あまりにも有名な曲であり、Revolverのエンディングを飾る楽曲です。John Lennonによって書かれた曲であり、彼のクレイジーな一面が思いっきり発露した曲と言えます。

ちなみに、この曲はあらかじめ録音されたギターの音やドラムや効果音をループさせて制作されましたが、これはサンプリングという手法をいち早く取り入れた曲として認識されています。確かにドラムに注目してみると、クラブミュージックっぽいループしたビートのような雰囲気がありますね。

“I Am The Walrus”

この曲は、訳の分からない歌詞や謎の効果音などのとびきり奇妙な一面がある中で、George Martinによる完璧なストリングスが挿入されていたり、適当なのか計画的なのかがよく分からない楽曲です。しかし、John Lennonが作ってきた数々の名曲の中でも、かなり称賛の声が上がっている曲であることは間違いありません。

先ほども述べましたが、本当に歌詞が理解できない。ぜひご覧になってください。

“A Day In The Life”

レノン=マッカートニーのボーカルが一曲で聴けます。途中のアバンギャルドなストリングスは以外にもPaul McCartneyによるアイデアです。突拍子もないことはJohn Lennonがやる、というイメージがなんとなくありますが、以外とPaul McCartneyもヤバいやつなんですね。

“Within You Without You”

George Harrisonが初めてインド音楽に影響を受けて作られたのは”Love You To“と言われていますが、おすすめなのは”サージェントペパーズ”に収録されているこちらの曲。

のっけからシタールでインド感満載、抑揚のない浮遊感のある彼のボーカルも、東洋的な雰囲気を演出するのに一役買っていますね。

“Revolution No.9”

説明不要の曲。もはやこの曲を紹介するために、この記事が作られたようなものです。ちなみに自分は結構ビートルズを聴いていて、この曲が収録されている”ホワイトアルバム”は大好きですが、この曲は思わずスキップしてしまいます。

一応、ミュージック・コンクレートという電子音楽の一種で、日常の音や環境音を録音してエフェクトをかけて処理する音楽だそうです。

 

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