Aviciiのおすすめ曲|北欧の貴公子に寄せて

Aviciiとは?

Aviciiはスウェーデンのストックホルム出身のDJ、ミュージシャンです。自身の楽曲”Levels”の大ヒットを皮切りにEDMというアメリカの大嵐に乗り、同時に日本をはじめとする世界各国での名声を獲得しましたが、わずかオリジナルアルバム2枚というリリースを経て2016年にはDJツアーをはじめとしたライブ活動を休止することを発表しました。あくまでライブ活動の休止であって音楽活動の休止ではありませんし、オフィシャルの声明文でも音楽作品を通じてファンとのコンタクトは取り続けるとの明言がありました。その言葉通り声明文の発表からわずか1年ほどで新曲4曲を含んだEPをリリースするなど、Aviciiの創作活動は途絶えていませんでした。むしろ、Aviciiはあくまでハードなスケジュールで世界各国をジェット機で回って、常に時差ボケに苦しめられながらライブパフォーマンスとソングライティングの両方をこなすというのは不可能と判断しただけでしょう。彼はソングライティングに重点を置くことを選択しました、そして全てのライブを手放し(日本公演はなんとか開催…)代わりに自分の故郷スウェーデンに自分のためのスタジオを設立し、そこで腰を据えて自分の芸術的な創造性を遺憾なく発揮しようという道を選んだのです。

しかしその選択からわずか1年後、彼は自殺を選びました。そのことについて自分たちオーディエンスが知れることも話せることも何ひとつありません。Aviciiの遺族はこのことについてプライバシーを尊重して欲しい、とのことで、多くのミュージシャンやDJが彼の死について同じ悲しみをSNS上で共有しました。

この記事では、彼のおすすめの曲について紹介していこうと思います。

 

Aviciiのおすすめ曲

アルバム以前

 

 

Seek Bromance

Tim Berg – Seek Bromance (Official Video HD)

彼は本名であるTim Berglingの変名としてTime Berg名義でもとりわけデビュー前の初期において活動していました。この曲はそのTime Berg時代の代表曲です。北欧っぽいメロディアスなシンセが既にAviciiらしさを伺わせています。

余談になりますが、Aviciiというネーミングは仏教用語であるAvici(無聞地獄)が由来と言われています。

 

Fade Into Darkness

Avicii – Fade Into Darkness (Official Video) – Le7els Records/Veratone

色々パクリだので訴訟問題がありましたが、こちらもAviciiの初期を代表する名曲だと思います。知らない方はぜひ聴いてみてください、地味に筆者のおすすめベスト3くらいには入る曲だと思っています笑。

 

Silhouette

Avicii – Silhouettes

”Silhouette”は曲の構成こそ4つ打ちとドロップのしっかり入ったEDM的仕上がりですが、完全なビート重視、ダンス重視にはなっておらず、Aviciiの卓越したなメロディセンスが自宅やその他あらゆる場所でのリスニングにも耐えうるようなポップソングにたらしめています。

 

Levels

Avicii – Levels

Aviciiの出世作です。リリース当時のフェスではアンセムと化し、今でもEDMのクラシックなトラックのひとつとして認識されています。ちなみに多くのリミックスがリリースされていますが、筆者のお気に入りは圧倒的にSkrillexのリミックスです。3度目の正直で来日した日本公演でも最後にこのヴァージョンのLevelsを流していました。

 

True|2013


Avicii初のフルレングスアルバムはアメリカの伝統的なカントリーミュージックやブルーグラスに接近した作品に仕上がっています。これは、彼がデビューする前からその才能を見出し二人三脚で歩んできた相棒とも言えるマネージャーのAsh Pournouriからのアドヴァイスと言わわれていて、ここにAviciiのキャリアにおけるマネージャーの重要性がはっきり見て取れます。

 

Wake Me Up

Avicii – Wake Me Up (Official Video)

”Wake Me Up”ではR&B歌手のAloe Blackをフィーチャーし、PVでは明らかなアメリカの田舎町を舞台にストーリーを展開している。彼がやっているエレクトロニックで機械的な四つ打ちのジャンルに、生楽器を重視したフォーキーな要素をうまく取り入れるセンスは脱帽ものですね。

 

Hey Brother

Avicii – Hey Brother

「兄弟よ!お前は愛を信じれるか?!」などなど、繊細な比喩表現や難しい技巧などはそこになく、あるのは若干22歳の彼がまだ短い人生で得てきた人生の真実(true)をこれでもかというくらい直球にアジテートしていくAviciiの熱さだけです。
初めこそこの熱さに少しゾッとするような嫌悪感を覚えましたが、アルバムを聴き終える頃には当たり前すぎて誰も言わなくなった重要なことについて再確認させられたような気にさせてくれます。

 

Addicted To You

Avicii – Addicted To You

アメリカの女性シンガーAudra Maeをフィーチャーした楽曲です。EDMというダンスミュージックにソウルな要素が加わっていて面白いですね。

 

True Stories|2015


「全ての曲には伝えたいストーリーがある」と本人が語る本作は、”新しい”という要素よりも前作”True”から比較してより”洗練”されたような楽曲が並んでいる印象です。ほとんどの作業をAppleのラップトップで完結させてしまう現代的プロデューサーのベッドルーム的手法からアコースティックギターやピアノのような伝統的楽器へインスピレーションを求めて作り上げる方向性にシフトチェンジをしたため、彼がその名をメインストリームに押し上げるようになった先進的(ヒップ?)な精神と、伝統的に続く堅実なソングライティングの価値観とが見事に融合している作品に仕上がっています。

もう一つの特徴はボーカルでしょうか、今作も前作同様多彩なゲストボーカルを招いての制作となりましたが、サウンドプロダクションのみならず楽曲中の歌詞においてもAvicii自身が前作以上に深く関わって制作したと語っています。
また珍しく収録曲の”True Believer”ではオートチューンによってほぼ原型はとどめていないがAvicii本人のボーカルを聴くことができます。

 

Waiting For Love

Avicii – Waiting For Love

アルバム冒頭の収録曲である”Waiting For Love”はAviciiらしいフォーキーな仕上がりかつクラブライクな構成は盛り上がり所もわかりやすく、誰でもノリやすいように思います。このポップスとのバランス感覚が非常に優れていますね。
プロデューサーとしてオランダのDJ、Martin Garrixが名を連ねているのも見逃せません。

 

For A Better Day

Avicii – For A Better Day

Alex Ebertをボーカルに迎えた曲です。これほどまでにソングライティングに重きを置いた曲はかつてあったでしょうか、それをアルバムの先行シングルに持ってくるあたりもAviciiの意思や決断のようなものを感じずにはいられません。

 

The Nights

Avicii – The Nights

このアルバムの最後のトラックです。Aviciiらしい自己啓発的な歌詞が気を引きます。この曲と対をなすコンセプトで作られた”The Days“も素晴らしいのでぜひ聴いてください。

 

EP、コラボレーション

自身のオリジナルアルバムの他にも、他ミュージシャンやDJとのコラボレーションも盛んでした。この項目ではその点についてのおすすめ曲や押さえておきたい曲について紹介していこうと思います。

 

Without You

Avicii – Without You “Audio” ft. Sandro Cavazza

ライブ活動の休止の後発表されたEPからの楽曲です。このEPには他にもRita Oraをフィーチャーした曲Aluna Georgeを迎えた曲など、見所の多い作品なのでぜひ聴いてみてください。そしてこのアルバムがAviciiの遺作になります。

 

Taste The Feeling

Avicii vs. Conrad Sewell – Taste The Feeling

Amazonで探す

2016年にはコカコーラとのタイアップが発表されました。それに伴ってCMのキャンペーンソング”Taste The Feeling”が発表されます。オーストラリアのシンガーであるConrad Sewellをゲストボーカルに迎えて制作された同楽曲に、Aviciiは「誰もが普遍的に持っているコカコーラを開けた時の音、最初の一口目の味」のイメージを狙ったと語っています。

 

A Sky Full Of Stars

Coldplay – A Sky Full Of Stars (Official Video)

Amazonで探す  iTunesで探す

イギリスのロックバンドであるColdplayとのコラボレーションです。彼らのアルバム””Ghost Stories”への楽曲提供として行われました。

 

I Could Be The One

Avicii vs Nicky Romero – I Could Be The One (Nicktim)

Amazonで探す

同じくEDMの中心人物であるNicky Romeroとのコラボレーションです。Levelsに次ぐクラブバンガーな曲、と言ったら少し褒めすぎでしょうか。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました