Aviciiの死、そしてアルバム”TIM”のリリース。

有名DJの衝撃的な訃報

みなさん調子はどうですか、こんにちはです。

この話題について、いつか書こうとは思っていましたが、なかなか機会がなかったので書けていませんでした。しかし、この間Aviciiの死後に未発表音源を集めた、アルバム”TIM”がリリースされることがアナウンスされ、つい先日に正式リリースされたので、改めてAviciiについての記事を書こうと決めました。

この記事では、北欧の貴公子と呼ばれ、早くから頂点へと達した世界的DJが、なぜ悲劇的な死を遂げることとなったのかその理由について探るとともに、この死がその後の音楽業界にもたらした影響について書いていきたいと思います。

▶︎こちらの記事に彼のおすすめ曲についてまとめています。

この記事では彼の楽曲自体についてあまり触れないので、Aviciiについて知りたい方は上記の記事をぜひご覧になってみてください。

Aviciiの衝撃的な死

Aviciiは2018年の4月20日に亡くなりました。友人と訪れていたオマーンの首都、マスカットでの出来事です。遺族の意向からせ詳しい死の原因などは伏せられていますが、おそらくは過労死、若しくは自殺ではないかと推測されています。

He really struggled with thoughts about Meaning, Life, Happiness.

彼(Avicii)は人生、幸福の意味について考えることに本当に苦悩していた。

He could not go on any longer.

彼はもうこれ以上続けることはできなかった。

He wanted to find peace.

彼は平穏を求めていた。

Aviciiの家族による声明の抜粋(筆者拙訳)

遺族によって公開された声明は二つあり、こちらの二度目の声明には、明らかに彼の「精神的な疲労」と、それに伴う「自殺」や「過労死」といったワードが想起されます。

彼は早い段階ですでに人気DJの仲間入りを果たしており、この早すぎる人気が彼を肉体的、精神的に追い詰めたことは言うまでもありません。20歳の頃からすでにアルコールに苦しめられ、21歳になった頃には急性膵炎で手術し、胆のうと虫垂を全摘出していました。インターネット上でも、「北欧の貴公子」と呼ばれていた過去と比べて、別人になったように頬がこけた姿が度々アップされ、インターネット上では心配の声が上っていました。また、待ちに待ったQVCマリンスタジアムでの日本公演も、度重なる体調不良で二度もキャンセルされましたね。(三度目の正直でやっと来日。)

何が彼を死に追い詰めたのか??

Aviciiの死にはいくつかの原因が考えられますが、この最も大きな原因と予想されるのが、音楽業界そのものの歪なシステムです。本来、普通の人間ならば週に1日以上の休みがあるはずです。それは人間としての当たり前の権利なのです。しかし音楽という産業は、ヒットしたミュージシャンを馬車馬のように働かせ、ボロ雑巾になるまで金を産ませます。Aviciiは常に、ツアーとスタジオワークの両方を、かなりハードなスケジュールでこなしていました。アメリカやヨーロッパをはじめとして、世界中の有名クラブやフェスティバルに自家用ジェットで休みなく周り続け、その合間にはスタジオに篭りレコーディングを行い、コンスタントにアルバムをリリースし続けました。

このような生活を持続することが不可能なのは明らか。彼は自分を守るため、ライブ活動からの引退を表明しました(楽曲のリリースは続ける)。そうして、一時期は平穏を取り戻そうと試みたAviciiでしたが、この音楽業界の非人道的なシステムと、彼の妥協を許さない完璧主義が出会った時、すでに悲劇的な結末は運命付けられていたのかもしれません。

彼の死がもたらした音楽業界への余波

彼の死の知らせは瞬く間に世界中に拡散し、ネット上は彼への弔いや敬意の表明で溢れました。そして驚くべきことに、DJ、ミュージシャンやプロデューサーなど、彼と同じ業界に従事する人々に関して、同じような状況に陥ったという事実が明るみに出るとともに、音楽業界のメンタルヘルスへの意識、システムについて議論がなされるようになり始めました。

こちらのソースには、Aviciiとコラボした経験もある有名 DJのNicky Romeroが不安障害に苦しみセラピーにかかっていたことを告白しています。Aviciiのような結末には至りませんでしたが、彼も同じように、音楽業界の歯車に苦しめられていたのです。

また、海外のサイトではミュージシャンをはじめとした、音楽業界の従事者に対するメンタルヘルスケアの問題について、盛んに議論を行なっています(こちら)。Aviciiの遺族に至っては、家族の死を重く受け止め、精神的なケアをサポートする”Tim Bergling Foundation”という財団を設立しました。(Tim BerglingはAviciiの本名)

このように、Aviciiの死は音楽業界の各方面に影響を与えており、それは主にミュージシャンなどに対する精神的なケア、音楽産業のシステムに対する批判や改善などに及んでいます。Aviciiのような才能ある若者(まだ28歳だ)が、このような形で芽を摘まれてしまうというのは、非常に恐ろしいことです。この悲劇が繰り返されないためにも、業界、音楽産業は何か変化を起こすことを迫られているのかもしれません。

 

“TIM”がリリース

 

Heaven Ft.Chris Martin

Avicii – Heaven (Tribute Video)

■ColdplayのChris Martinとは“この曲”でもおなじみですね■

やはり、Aviciiのような北欧仕込みのメロディアスなトラックに、Chris Martinのボーカルは非常にマッチしますね。後講釈ですが、この曲を作った時には、もうすでに自分の最後を予感していたのではないか、と思わせられます。

SOS Ft.Aloe Blacc

Avicii – SOS (Fan Memories Video) ft. Aloe Blacc

■Aviciiの代表曲”Wake Me Up“で同じみのAloe Blaccとのコラボ■

Aloe Blaccとの再コラボが実現したのは嬉しいですね。MVがAviciiのトリビュート映像になっているのでぜひ動画でみてください。

Freak Ft.Bonn

Avicii – Freak (Lyric Video) ft. Bonn

■スウェーデンのボーカリストBonnとのコラボレーション■

この曲は、坂本九のかの有名な”上を向いて歩こう“がサンプリングされています、注意して聞いてみてください、サビも部分が使われていますね。Aviciiが”Skiyaki”(海外ではこのタイトルでリリースされている)を知っているとは驚きですね。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました