Bon Iverのおすすめ曲|次世代的なフォーク

Bon Iverとは?

Bon Iver(ボンイヴェール)とは、アメリカ、ウィスコンシン州出身のミュージシャンであるJustin Vernon(ジャスティンバーノン)のプロジェクトです。もともとはDeYamond Edisonというバンドで地元を中心に活動していましたが、訳あって解散、さらに長年付き合っていた彼女との別れを経験するなど、精神的に辛い状況を経て、Bon Iverとして活動するようになりました。バンド名の由来は”良い冬”を意味する”Bon Hiver”というフランス語からとられています。フォークミュージックをベースとしてゴスペルやロックなどを果敢に取り入れたクロスオーヴァーな音楽性が、当時ネット評論の先陣を切っていたPitchforkなどの音楽メディアに取り上げられ、一躍話題となり、さらにそこからアメリカのグラミー賞において新人賞を受賞するなど、スターの仲間入りを果たしました(SkrillexやNicki Minajuといったわかりやすいスターを差し置いての受賞は賛否両論を巻き起こしましたが…)。

この記事では、そんなBon Iverのリリースしたオリジナルアルバムの簡単なサマリーと、それぞれのおすすめ曲について紹介していこうと思います。

 

Bon Iverのおすすめ曲

For Emma, Forever Ago


先ほど、”彼女との別れ”と書きましたが、もちろんこのタイトルにある”Emma” が別れた彼女その人です。また、アルバムのレコーディングはきちんとしたスタジオではなく、地元から約1時間ほどの場所にある、昔父が購入したボロい(彼曰くグラグラしていて倒れそうな)小屋に篭って制作が進められました。ウィスコンシンの厳しい冬に身を置き、父が定期的に送ってくれるビールやチーズをアテにして、時にはシチューの匂いに誘われてやって来たクマに襲われかけたこともあったり。ほぼ現実の社会とは隔絶されたような状況下で、このフラれた男の独白とも言える赤裸々なアルバムが完成させられました。

 

Skinny Love

Bon Iver – Skinny Love

Bon Iverの中でも最も知られた曲のひとつでしょう。このアルバムからのファーストシングルで、元カノとの関係性について歌った曲です。

 

Flume

Bon Iver – Flume

非常に曖昧で解釈の難しい歌詞です。しかしこの素晴らしいファルセットを聴いただけでも彼が表現しようとしていることを、なんとなくではありますが理解できるような気がします。

 

Bon Iver


Bon Iverはこのセカンドアルバムを、”ファーストからの野心に溢れた音楽的出発”と話しています。ウィスコンシン州にある動物病院を改装して、April Base Studioと呼ばれるレコーディングスタジオを設立し、そこで全ての曲をレコーディングを行い、このアルバムを完成させました。このスタジオは自宅からわずか数マイルの内にあり、ここから10分ほどの場所にJustin Vernonの両親が出会ったバーもあるそうです。すごく地元愛の強いミュージシャンですね笑。

彼らはこのアルバムの成功をきっかけに、本格的に全米のみならず全世界に名を知られるようになり、グラミー賞ではデビューからは10年以上経っているのにもかかわらず最優秀”新人”賞を受賞しました。しかし、受賞時点ではまだ一介のインディーバンドであったため、この受賞にはかなりの賛否両論を巻き起こしたそうです。

 

Holocene

Bon Iver – Holocene (Official Music Video)

グラミー賞の最優秀楽曲賞にノミネートされた曲です。このアルバムはファーストアルバムやサードアルバムと比較しても、かなり聴きやすい部類に入るのでまずはこのアルバムから聴いてみるのもいいのではないでしょうか。

 

Beth/Rest

Bon Iver – Beth/Rest (Official Video)

このアルバムのフィナーレを飾る曲です。ちなみに、ミュージックヴィデオはJustin Vernon本人が監督を務めています。

 

22 A Million


記事公開時点での最新作に当たります。前作以前におけるJustin Burnonのボーカルを前面に押し出したシンプルな作風から、今作ではサンプリングの使用や、シンセサイザーを楽曲に取り入れるなどのエレクトロニックミュージック、ヒップホップの手法に視点を定めた作風に仕上がっています。もちろんこの作風の変化は、彼自身がKanye WestやJames Blakeのような異ジャンルにおける一流ミュージシャンとのコラボレーションを数多くこなしてきたからであることは、想像に難しくありません。

 

33″GOD”

Bon Iver – 33 "GOD" – Official Lyric Video

処理されたBon Iverのボーカルも、流麗なピアノも、ハードなドラミングも全てが完璧です。特にこのミュージックヴィデオに見られる啓示的なアイコンは何を意味しているのでしょうか気になります。

 

10 d E A T h b R E a s T ⚄ ⚄

Bon Iver – 10 d E A T h b R E a s T ⚄ ⚄ (Extended Version) – Official Lyric Video

まずタイトルの読み方がわからない…。歪みきったドラムのサウンドにボコーダーをふんだんにかけたBon Iverのボーカルが見事に絡みあっている。この曲を聴いた瞬間からもう彼らのことをただのインディーフォークバンドと呼べなくなるでしょう、フォークという伝統的なジャンルにこれほどまでに実験的な要素を詰め込めたミュージシャンは後にも先にもいないのではないかと、筆者は思います(いたら教えてください)。

 

終わりに

いかがでしたでしたか、以上がBon Iverの紹介です。フォークミュージックの枠にとらわれない幅広い音楽性が魅力的ですね。この彼のクロスオーヴァーな感覚は、このオリジナルアルバム群とは別に行われた、数多くの一流ミュージシャンとのコラボレーションや、彼自身のサイドプロジェクトに依る所が大きいです。また機会があれば、そのことをテーマに取り上げられればいいと思っています、お楽しみにしていてください。

 

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