初めてのELOおすすめ曲|70年代のビートルズっぽいバンド

世界最小のオーケストラ

ELO(正式名称、エレクトリックライトオーケストラ)とは、70年代から80年代にかけてのアメリカにおいて多くのヒットを飛ばした、イギリス出身のロックバンドです。彼らのバンド名からも分かる通り、シンフォニックな楽器とロックバンドの融合をコンセプトとした、”オーケストラバンド”であり、60年代にThe Beatles(ビートルズ)が楽曲”Yesterday“以降に展開したストリングサウンドを大きく発展させ、世界的な人気を博しました。

バンドの中心人物として知られるJeff Lynne(ジェフリン)は、きってのビートルズマニアを自称しており、古くからThe Beatlesのメンバーと親交を深めていて、そこからのつながりからビートルズのギターであるGeorge Harrison(ジョージハリスン)とTraveling Wilburys(トラベリングウィルベリーズ)というバンドを結成(あのボブディランやトムペティも在籍)したり、生前John Lennon(ジョンレノン)が遺したデモテープをもとに、残りのメンバー3人が新たにレコーディングした彼らの”幻の再結成”において、耳の老化を原因に降りたGeorge Martin(ジョージマーティン)の代わりにプロデューサーを買って出るなど、もはやビートルズのメンバーと言っても差し支えないレベルの関係を築いています

この記事では、そんな”ビートルズ狂”を自称するJeff Lynneの率いるELOについて、これだけは外せないオススメの曲を紹介していきたいと思います。

 

聴くべき曲

“Evil Woman”

この曲はJeff Lynne本人も “史上最速で書き終わった”と答えていて、たったの30分程度で書き上げられたそうです。さっさと作った割にはアメリカとイギリス両国でヒットし、彼らにとって世界的に売れた、記念すべき楽曲となりました。

歌詞中にビートルズの”Fixing A Hole“(フィクシングアホール)からのオマージュが見受けられますね。アルバム”Sgt.peppers Lonley Herts Club Band”に収録されている、ポールマッカートニーによる楽曲です。

There’s a hole in my head where the rain comes in. 

この歌詞中の”雨漏りする穴”が”Fixing A Hole”への言及です。

“Telephone Line”

イントロの電話の音は、メンバーが実際にアメリカからイギリスに電話をかけた際の音を録音したもので、それをモーグシンセサイザーで再生しているようです。

“Mr. Blue Sky”

日本では自動車メーカーのCMなどに使用されているので、聴いたことあるという人も多いのではないでしょうか。最近ではイギリスの売れっ子シンガーであるEd Sheeran(エドシーラン)が2015年のグラミー賞パフォーマンスで、Jeff Lynneとともにこの曲を演奏していたのが記憶に新しいですね。その動画はこちらから。グラミー賞のパフォーマンスはスター同士のコラボがお決まりとなっていますが、このコンビは見事にハマっていますね。

この曲が収録されている”オーロラの救世主”を制作するにあたって、Jeff Lynneはスイスの山中に篭って、2週間ほどでこの曲とその他の12曲を書き上げたそうです。

“Sweet Talkin’ Woman”

当初、この曲のタイトルは”Dead End Street”(デッドエンドストリート)でしたが、レコーディング中に、現在のタイトルに帰られました。同じくイギリス出身のロックバンドであるThe Kinks(キンクス)の曲の歌詞中に同じ”Dead End Street”という節があり、混同を避けるために変更されました。

“Xanadu”

もともとはOlivia Newton-John(オリヴィアニュートンジョン)主演の同名映画”Xanadu”(ザナドゥ)のために制作された曲です。映画自体は酷評だったそうですが、こちらのサウンドトラックは大成功を収めました。よかったですね。

ちなみに、こちらの動画は、Olivia Newton-Johnが歌っているバージョンの”Xanadu”になります、ELOバージョンとの違いをお楽しみください。

“All Over The World”

こちらも同じく、映画”Xanadu”のサウンドトラックとして使用されている曲です。”世界中”というタイトルからもわかる通り、ニューヨーク、パリ、香港、東京など世界中の都市の名前がつらつらと挙げられています。彼らのポップセンスが光る良曲。

“Twilight”

日本では”電車男”などに使用されたこともあるので、おそらくELOの中では一番広く知られている曲ではないでしょうか。前作からいたストリングスのアレンジャーが脱退してしまったため、代わりにJeff Lynneは当時最先端であったシンセサイザーを取り入れました。結果的にELOはモダンな雰囲気をうまく取り入れてこの曲もヒットしたので、全てうまくいったわけです。

ちなみにビートルズの”Here Comes The Sun”はシンセサイザーをいち早く取り入れた楽曲として知られていますが、この曲でもシンセはあくまでストリングスの代わりとして使用されました(ジョージハリスン はこの楽器の手軽さを賞賛しています)。今ではシンセとして一つの楽器として扱われていますが、当時はあくまで代替品的な選択肢だったのかもしれませんね。

“Heaven Only Knows”

この曲が収録されているアルバム”Blance Of Power”(バランスオブパワー)を最後にELOは活動休止を発表します(2001に新作”Zoom”がリリースされますが)。

“When I Was A Boy”

記事公開時点ではELOの最新リリース曲になります。Jeff Lynne自身の音楽人生について語るアルバムになっていて、バーミンガムで夢見るロックキッズだった少年がここまで音楽でやって来れたということについて語るのが、今作の大まかなコンセプトになっています。

サウンド面ではシンセサイザーゴリゴリのモダンな感じというより、純粋なポップスを志向していており、それこそビートルズのようなメロディセンスを連想させるような出来栄えになっているように感じられます。

 

終わりに

いかがでしたでしょうか、Jeff Lynneを中心とする世界最小のオーケストラバンド、そしてビートルズライクなロックバンド、ELOの素晴らしい曲を紹介させていただきました。ELOは2001年の”Zoom”(ズーム)を皮切りに、本格的な音楽活動を再開しており、2015年にはコロンビアレコードから、”Alone In The Universe”(アローンインザユニバース)をリリースしました。これからも精力的な活動は続くと思うのでその動向を要チェックです。

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