Gorillazのおすすめ曲|世界一有名なカートゥーンバンド

Gorillazとは?

Gorillazはイギリスのカートゥーンバンドです。そう、カートゥーンと言うことで、メンバー全員がアメリカのコミックスに出てくるような出で立ちのキャラクターで構成されております。それぞれのメンバーはフロントマンの2D、ベーシストのマードックニコルス、ドラマーのラッセルホブス、そしてギタリストのヌードル(彼女は日本人だそう)です。各メンバーの詳細はこちらのサイトが詳しくまとめているので、ぜひご覧ください。

当初の計画では完全覆面のカートゥーンバンドという触れ込みで現れましたが、すぐにその正体はバレてしまいます。驚くことに、このGorillazを裏で操っていた仕掛け人は同じくイギリス出身であり、90年代のブリットポップと呼ばれるジャンルにおいてOasisと並ぶ人気を博していたBlurのフロントマン、デーモンアルバーンだったのです。

また、当のキャラクターのビジュアルや世界観を作り上げたのは、デーモンアルバーンと当時シェアハウスをしていたイギリスの漫画家、ジェイミーヒューレットです。彼はタンクガールというコミックス作品などで知られています。

この記事ではそんなGorillazのおすすめ曲について、彼らのリリースしたアルバム順に紹介していこうと思います。結成当初こそ、匿名のカートゥーンバンドであることを徹底していました(ライブはスクリーンでキャラクターが演奏していた)が、程なくしてデーモンアルバーンによるサイドプロジェクトとして認知されるようになり、記事公開時点ではデーモンアルバーンによる正当なサイドプロジェクトとして精力的な活動を行なっています。Blurの正統派ブリティッシュサウンドという狭い枠にとらわれず、デーモンアルバーンの好奇心が爆発した、ジャンル横断的プロジェクトとも形容できるそのスタイルは、アメリカも含めた世界的視点から見れば、実際Blurよりも多くの人気を獲得しているのではないでしょうか。

ダブ、レゲエ、ハウス、ロック、ヒップホップ、メタル。また、後に紹介するジャンルレスなミュージシャンとのコラボレーションなどなど、デーモンアルバーンによる暴力的ともいえる縦横無尽なサウンドをお楽しみください。

 

おすすめ曲

Gorillaz|2001

2001年にリリースされた、彼らのデビューアルバムです。2000年に初となるEP”Tomorrow Comes Today”をリリースし、イギリス国内のアングラシーンにおいて話題となりましたが、今作は世界で700万枚を超えるメガヒットを記録しました。イギリスの名誉ある音楽賞として知られるマーキュリー賞にもノミネートされました(バンド側がノミネートを取り下げるように要求しましたが)。デーモンアルバーンがMTVを見て、現状のポップ・ミュージックシーンに絶望したところ、このGorillazのアイデアが湧いてきたそうです。結果的にこのアルバムがポップシーンへ具体的にどのような衝撃を与えたかはまだわかりませんが、このセールスを鑑みれば、デーモンアルバーンがポップシーンに対して投げかけたこのアルバムが、多くの人の心に刺さったことは間違い無いでしょう。また、長らくイギリスでの人気に偏っていたBlur(多くのブリットポップがそうですが)がその汚名を返上し、デーモンアルバーンが正真正銘の世界的なロックスターとして認識されるに至ることにもなったのです。

 

Rock The House

Gorillaz – Rock The House (Official Video)

動画のサムネイルが変態ですね笑。筆者がGorillazの曲を初めて知ることになった思い出深い一曲ということで紹介させてもらいます。Gorillazはカートゥーンバンドであり、アニメーションありきのバンドなので、曲を聴く際はぜひミュージックビデオを探してみてください、面白いものばっかですよ。

 

Clint Eastwood

Gorillaz – Clint Eastwood (Official Video)

Clint Eastwoodはおそらくあのハリウッド俳優で、今では映画監督をやっているあのクリントイーストウッドのことでしょう。後に紹介する曲にはDirty Harry(これはクリントイーストウッドが主演を務めている映画のタイトルです)とあることからも、彼に対して何か相当な思い入れがあるのでしょう。

 

Demon Days|2005

Gorillazの2枚目のアルバムです。前作から約4年間という長い期間を経てリリースされました。このアルバムのジャケットデザイン、かの有名なThe Beatlesのアルバム”Let It Be”のアートワークに似ていると思うのは気のせいでしょうか。

全世界で800万枚以上を売り上げ、イギリスの各種音楽賞では多くのノミネート、受賞を果たし、アメリカのグラミー賞でも主要4部門の一部でノミネート、また他部門では受賞を果たしまた。正直このアルバムがGorillazのキャリアハイですね(まだこれ以上の作品が出る可能性はありますが)。このアルバムではGnarls Barkleyでの活動、The Black Keysのプロデュースなど数々の重要プロジェクトに関わってきたカナダのプロデューサー、Danger Mouseがプロデュースを務めています。また、90年代のニュースクールを代表するヒップホップグループのDe La Soulとのフィーチャリングなど、豪華なコラボレーションにも目が離せません。

 

Feel Good Inc.

Gorillaz – Feel Good Inc. (Official Video)

AppleのiPodのCMでも使用された、彼らの代表曲です。De La Soulとの掛け合いが最高にハマっていますね。

 

Dare

Gorillaz – DARE (Official Video)

こちらはヒップホップグループThe PharcydeのラッパーであるBooty Brownとコラボレーションした楽曲です。The Pharcydeは素晴らしいヒップホップグループですのでいつかこのサイトでも紹介できればなぁと思っております。ここでは代表曲をひとつだけ置いておきましょう。

 

Dirty Harry

Gorillaz – Dirty Harry (Official Video)

こちらも同じくThe PharcydeのBooty Brownとのコラボ。

 

Plastic Beach|2010

彼らの三枚目のアルバム、個人的にはこのアルバムは全体を通した一貫性という点において、かなり好きな部類に入ります。現実社会から見放された”プラスティック・ビーチ”を舞台に開催されるパーティーというコンセプトの元リリースされた本作は、前作”Demon Days”における一曲ごとのインパクト、またシングル曲”Feel Good Inc.”のような聴きやすさはないかもしれません、しかしアルバム全体としての一貫性や完成度といったコンセプチュアルな面において、明らかに前作を凌駕するような、別種の魅力を備えているように感じます。それもそのはず、このアルバムは全英、全米ともにアルバムチャートにおいて過去最高位を記録しました。といっても、全く初心者、素人を寄せ付けない作風かと言われればもちろんそうではなく、下に紹介している先行リリースしたシングル”Stylo”など、彼らなりのポップセンスは遺憾無く発揮されていますし、また前作から続くヒップホップ界隈からのコラボレーションはより多彩になっており、違う界隈からのコラボも前作以上に充実しています。

 

Stylo

Gorillaz – Stylo (Official Video)

このアルバムの先行シングルであり、アメリカのラッパー、Mos Defを迎えた楽曲です。またこの楽曲には2014年に逝去したソウルシンガーである、Bobby Womackがクレジットされています。Bobby Womackは当初このコラボレーションを断る予定だったそうですが、彼の孫娘がGorillazのファンだったため、やることを決意したそうです。

 

On Melancholy Hill

Gorillaz – On Melancholy Hill (Official Video)

タイトル通り、メランコリーな雰囲気を感じさせる楽曲です。

 

Humanz|2017

彼らの4枚目のアルバムです。時代の煽りを受けたのかどうかはわかりませんが、かなり現代的で流行に乗ったようなダンスサウンドが目立ちますね。良いか悪いかは別として、それもデーモンアルバーンの才能なのでしょう、一歩間違えれば売れ線を狙ったと批判を受けかねないようなサウンドですが、彼のセンス、そしてジェイミーヒューレットが作り上げた、Gorillazという世界観がそれに目を瞑らせるような効果を発揮しています。前作も大概でしたが、今作は満場一致でコラボレーションが過去最高級のラインナップです。

 

Suturnz Barz

Gorillaz – Saturnz Barz (Spirit House)

音楽が始まるのは2:23秒ごろです。この曲でラップを披露しているのはジャマイカ出身のダンスホール(レゲエのことです)のラッパー、Popcaanです。

 

 We Got The Power

Gorillaz – We Got The Power (Official Audio)

フィーチャリングとしてSavegesのJehnny Bethが参加し、またバッキングボーカルにはアメリカのラッパー、D.R.A.Mが参加しています。そしてなんといっても、最大のポイントは、もうひとりのバッキングボーカルとして、あのOasisのNoel Gallagherが参加していることでしょう。90年代のイギリスの音楽シーンにおいてOasisとBlurと言えば、ブリットポップの二大巨頭でもあり最大のライバル同士でもあり、時には罵詈雑言を浴びせ合う(ほとんどがOasis側からですが…)関係でもありました。そんな彼らが時を経て、このような形でコラボレーションを果たすのは、なんとも言えない気持ちになりますね。

 

Andromeda

Gorillaz – Andromeda (Official Audio)

先ほども紹介したアメリカのラッパー、D.R.A.Mがフィーチャーされている楽曲です。彼はスーパーマリオのコインサウンドをサンプリングした楽曲”Cha Cha“で一躍ヒットを飛ばし、現在かなり注目されている期待のラッパーです。

余談ですが、ZHUというアメリカのDJがリリースしたリミックスがなかなか良いので、きになるかたはこちらから聴いてみてください。

 

終わりに

Gorillazのおすすめ曲については以上です。ちなみに、すでに”Humanz”に続くニューアルバム”The Now Now”が異例の早さでリリースされていますが、もう少しお待ちください笑。いつになるかはわかりませんが、いつかきちんと更新しておきます。また、これらのオリジナルアルバムの他にも、デーモンアルバーンがツアー中にiPadのみで制作した”The Fall”など、オリジナルとは別に数枚あるので、そちらもまとめていつか紹介できたらと思います。

この記事では、Blurのデーモンアルバーンのサイドプロジェクトであることをかなり強調して紹介してしまいましたが、元来Gorillazはカートゥーンの世界にしか存在しない(という設定)のバンドですし、プロの漫画家であるジェイミー・ヒューレットはひとつひとつのキャラクターに対して詳細で凝った設定を与えて、リアルな世界観を作っているので、そういう面もしっかり楽しんでみてください。そういう点で、ミュージックビデオはその世界観を楽しむための一次資料となり得るので、曲を聴くときはサウンドだけではなくビジュアルにも注目してみてください。

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