Oasisのパクリ(疑惑をかけられた)曲を一挙に振り返ってみた

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90年代UKの王者がパクリ?!

みなさん調子はどうですか、こんにちはです。

このサイトでも度々紹介している90年代UKロックのキング、そして時代が生んだ最後のロックスターとも呼び名高いOasis(というか主にギャラガー兄弟)ですが、実をいうと、かなりの数でパクリ疑惑をかけられている楽曲があるのです。しかも、Oasisの中でもおなじみの人気曲がパクリで訴えられたりしてます

そもそも論として、音楽というのは過去の偉大な作品をベースに、それを乗り越える形でどんどん発展、進化していくものだと思うので、”パクリ”と言っても一概には言えない所がありますよね。それはときに過去へのオマージュと取ることもできるし、確率的な問題での単なるアクシデントかもしれません。いづれにしても、音楽において”オリジナル”と”パクリ”の線引きはとても難しいように思うのです。

しかし、ギャラガー兄弟はさすがマンチェスターのゲジ眉ビッグマウス不良青年です。彼らは自身のソングライティングに関して「俺たちはパクってる」と衝撃的な事実を公言しています。

いや、まぁそれは他のミュージシャンがやるように、過去のミュージシャンや好きな音楽をリファレンスとして自身の作曲に役立てているという意味だとは思うし、あくまでキャラクター的にギャラガー兄弟はそもそもUKのヤンキーというイメージがついてるので、過激な発言をメディアですることでそのイメージをしっかりと守っている自己演出的な部分もあると思うのですが(何でこんなフォローしてんだろ)。

まぁつまり、この発言はギャラガー兄弟なりのファンサービスなのでしょう。ですが、その発言の根拠はしっかりあり(いくらギャラガー兄弟とはいえ、根拠のない発言はしない??)、事実としてOasisの曲は裁判沙汰になったり、訴えられたりしているのです。この記事では、Oasisのパクリ曲(もしくは疑惑をかけられた曲)について一挙に振り返ってみたいと思います。

 

パクリを疑われた曲たち

完全にアウトな曲(一部裁判沙汰)

“Whatever”

■Neil Innes – “How Sweet to be an Idiot”

■■内が、パクリ元(とされる)楽曲です。

はい、これは完全にクロ。

自分はOasisの大ファン(この前のNoelの幕張公演にも行きました)なので、最初はどうにか擁護しようかと考えました、どうせOasis嫌いで、オールドロック至上主義のヘイターがいちゃもんつけているだけだろうと。

しかし、これは完全にクロ。

イントロの雰囲気はもはや”Whatever”そのものです。この曲は日本とフランスで特に人気だそうです(本国ではそこまでみたい)が、この事実を知ってしまうとなんか悲しいですね。ちなみにパクリ元とされるNeil Innes(ニールイネス)はMonty Python(モンティパイソン)でコミックソングを作っているソングライターです。

“Shakermaker”

■1971年に放映したコカコーラのCM-“I’d Like To Teach The World Sing“■

The New Seekersというロンドンのポップグループによる楽曲で、曲が使用されたコカコーラのCMはおそらくギャラガー兄弟が子どもの頃に放映されていたことでしょう…

ちなみに訴えられ、Oasis側が50万ドル支払うことで和解しました。

“Half The World Away”

■Burt Bacharach – “This Guy’s in Love with You“■

パクリ元とされるBurt Bacharach(バートバカラック)は、日本でも有名なミュージシャンですね。スタジオでレコーディングしている最中に、エンジニアがNoel Gallagherにこの曲を勧めて、実際に参考にされて作られました。ノエル自身の「この曲から借りた」と公言しており、「ほぼサウンドが同じなのに、まだ訴えられないなんて驚きだ」とも発言しています笑。

ちなみに、Burt Bacharachの1996年にロンドンで行われたコンサートに Noel Gallagherが招かれて、このパクリ曲を歌うという珍事件??が起きています。お互い良好な関係が築けて何よりですね。

 

パクリが疑われている曲(訴えられてはいない)

“Cigarettes & Alcohol”

■T.Rex-“Bang A Gong(Get It On)“■

うーん、これは微妙なところですね。というもののイントロの酷似している部分は、いわゆるブルースのよく使われる型のようなものなので、これがパクリとなってしまうのは、結構厳しい意見のように思います。

ちなみに、T.Rex(Tレックス)もOasisに負けず劣らずのロックスターとして知られていますね。日本では特に、映画「20世紀少年」の同名主題歌で知られています。

“Mucky Fingers”

■The Velvet Underground-“I’m Waiting For The Man“■

これは…そこそこ似ている気がする。イントロのギターから、抑揚のないボーカルなど通ずる部分が相当ありますね。

ちなみに、The Velvet Underground(ヴェルベットアンダーグラウンド)は、60年代のニューヨークで結成された、ロック史においてもかなり重要なバンドです。アンディウォーホルなどがアートワークなどで関わっていることから、ポップアートの文脈でもよく語られるバンドです(あのバナナがドーンと描かれているジャケット)。

“The Importance Of Being Idle “

■The La’s-“Clean Prohet“■

この曲は、OasisのDon’t Believe The Truthに収録されているシングル曲です。サードアルバム以降不発気味だったOasisが再びパワーを取り戻した感のあるアルバムですね。そういう意味で、彼らのキャリアにおいて、この曲はかなり重要ですが…こちらもパクリ疑惑が浮上しています。

The La’sは珍しく(ギャラガー兄弟は「ビートルズと俺たち以外全てゴミ」と発言するかなりの過激派)ギャラガー兄弟が手放しで賞賛するバンドであります。ので、パクった可能性(よく言えばオマージュを込めた、参考にした)は十二分にありますよね。

個人的にはギターのイントロが似ているだけで、言うほどのことでもないと思います(最後の最後で擁護)。

「パクリ」、今後の展望

パクリ疑惑は人気のしるし

いかがでしたか?今回紹介した疑惑の曲たちは、特に前半の3曲は完全にアウトな感じでしたが、いうて後半の3曲はそこまでパクリとも言えないような?って感じもしますよね。

そもそもOasisのようなメガヒットを連発していたバンドは、その分たくさんのオーディエンスやファンがいるものです。それに伴って盗作だの何だの騒がれる確率は必然的に高くなるのは至極当然のこと。なので盗作やパクリと騒がれるということは、それほどの人気を誇っているバンドだということです。アルバムが100枚も売れないインディーミュージシャンがパクったとしても、誰も興味ないでしょうからね。

パクリの判断はやっぱムズイ

この記事で、かにパクリとオマージュの線引きが難しいかわかっていただけたと思います。ただイントロが似ているだけでもうアウトなのでしょうか?明らかなパクリでも”Half The World Away”のように、当事者同士が特に遺恨なく付き合えているなら問題ないのか?

といったように、パクリという事象に関して色々考えてみると、案外奥が深く、ムズイ問題だったりします。時代を飛ばし、00年代以降になると、ヒップホップのサンプリングという手法(レコードの一部分を切り取り自身の曲に使用すること)がポップ・ミュージックの世界にもすでに広く持ち込まれているので、このパクリ問題はかなり事態が複雑化しているのも事実です。

このパクリという行為、今後音楽ではどのように扱われて、どのように変わっていくのか、非常に見ものですね。

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