ビートルズのオリジナルアルバム以外で押さえとくべきヤツ|番外編

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みなさん調子どうですか、こんにちはです。

▶︎この記事は、前編中編後編、に続く番外編です。まずはオリジナルアルバムについて解説した3つの記事をご覧になってください。

ビートルズのアルバム多すぎ問題

ビートルズは1962年のデビューアルバムから1970年のラストアルバムまで、合計11枚のアルバムをリリースしていますが、オリジナルアルバムの11枚を聴いたからといって、全ての楽曲を聴ける訳ではありません。なぜかというと、彼らはシングルでリリースした曲を、基本的にアルバムに収録しない方針を取っていたり、レーベルが編集した企画盤、映画のサウンドトラックとしてリリースされたアルバムなど、オリジナルとは別のアルバムがかなりの数で存在するためです。

またベストアルバムなどもひとつだけではなく、様々なものがリリースされているので、初心者の方にとっては、「初めて聴くにはどのベストがベストなのかわからない」という皮肉な事態を招いています。

そこでこの記事では、番外編と称して、ビートルズがリリースしたオリジナルアルバム以外のおすすめのアルバムを紹介するとともに、結局どのベストアルバムが良いのかということについても書いていきたいと思います。

そんじゃいくぞーーー

オリジナル以外で押さえておくべきアルバム

この5枚は押さえよう!

Magical Mystery Tour|映画サントラ

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まず初めに、このMagical Mystery Tour(マジカルミステリーツアー)に触れないわけにはいきません。このアルバムはビートルズ自身が監督した、同名映画のサウンドトラックとして当初はリリースされました。しかし、このアルバムにはStrawberry Fields Forever“(ストロベリーフィールズフォーエバー)や”Hello Goodbye“(ハローグッバイ)など、現代でもビートルズの最高傑作として名高い曲が収録されています。ビートルズファンならば必ず聴いておかなければいけないマストな作品です。

ちなみに、時期的にはSgt. Peppers(サージャントペパーズ)がリリースされた時期の、いわゆる彼らの才能が爆発していた中期に当たり、今作も中期の特徴であるサイケデリックなサウンドが全編を通して聴くことができます。

サントラとしては異例のチャートアクションを記録するなど、当時においても今作は好意的に迎え入れられていて、今ではもはや彼らのオリジナルアルバム同然として扱われることも多いです。

Yellow Submarine|映画サントラ

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こちらも同名映画のサントラとしてリリースされました。一応オリジナルアルバムに含まれるそうですが、便宜上こちらで一緒に紹介します。

レーベルとの契約上の問題でリリースしなければならなかった部分があり、メンバーも十分な時間を割くことが出来ず、ビートルズのオリジナルアルバムでは唯一、全英・全米のトップを取り損ねたアルバムになってしまいました。ですが、”Hey Bulldog“(ヘイブルドッグ)のように、知る人ぞ知る良曲も収録されているので、ビートルズを深掘りしてみたい方はぜひ聴いてみてください。

Past Masters|シングルを一挙まとめたアルバム

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アルバムタイトルからも分かる通り、ビートルズの楽曲をコンプリートしやすくするために、長らく未収録だった楽曲をまとめたアルバムです。

先ほど説明した通り、ビートルズは、シングルリリースした曲をアルバムには収録しないという方針を取っていて、それによって様々な楽曲が分散してしまい、ファンにとって、ビートルズの曲を全て集めることは非常に困難になっていました。

そこでこのアルバムがそれらの楽曲を一挙にまとめてリリース。このアルバムはオリジナルアルバムには含まれていませんが、ビートルズの数々のシングル曲を聴くことができるアルバムですので、オリジナルと同様に、必ず聴いておかなければならないアルバムと言えます。

Love|シルクドゥソレイユコラボ

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元々は、George Harrison(ジョージハリスン)がシルクドゥソレイユの創設者と友人で、ビートルズの楽曲を使用したパフォーマンスを思いつき、そのサントラ盤としてリリースされたものです。

ちなみにこのアルバム、地味にめちゃくちゃオススメです。既存の楽曲を使用しているだけだから別に新しいことは無いのでは、と侮ることなかれ。全編に渡って既存の楽曲のパートをバラバラにして、再び再構築するというなんとも荒い技をやってのけているのです。一曲目”Because”のコーラスのみバージョンから始まり、”A Hard Day’s Night”の有名なイントロギター、”The End”のドラムソロから滑らかに”Get Back”のイントロが流れ、バックには”A Day In The Life”のストリングスによって高揚感が演出されていく。

今作は、言うなれば世界一豪華な素材を使ったリミックスアルバムです。このアルバムのプロデュースはGiles Martin(ジャイルズマーティン)が務めていますが、彼は、ビートルズのほぼ全てのオリジナルアルバムをプロデュースした、「5人目のビートルズ」ことGeorge Martin(ジョージマーティン)の息子。耳の老化によって勇退した父に代わり、彼が今作のプロデューサーとなり、その血筋に恥じない仕事をやってのけました。

Let It Be Naked|ポールのわがまま

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名プロデューサーのPhill Spector(フィルスペクター)による”ウォールオブサウンド”と呼ばれる大仰なアレンジは、Paul McCartneyにとっては不満だったようです。

特に”The Long And Winding Road“(ロングアンドワインディングロード)は、サイモン&ガーファンクルの”明日にかける橋”を乗り越えるべく作られた楽曲。この曲に重厚なストリングスなど以ての外だと感じたのでしょう。

Paul McCartneyの意向に添い、できるだけ”Naked”(=裸、つまり加工のない)状態でこのアルバムはリリースされました。

 

ベストアルバムはどれがベストか問題

赤盤、青盤|ベストアルバム

Amazon(赤盤) Amazon(青盤)■

赤盤(1962年〜1967年)と青盤(1968年〜1970年)にそれぞれ時代を区分することによって編集されたベストアルバムです。

現在でも、ビートルズの最もスタンダードなベストアルバムとして認識されています。それぞれ2枚組の合計4枚のディスクに、しっかりと彼らのベストな曲が集められています。

枚数の多さが気にならないのなら圧倒的にベストバイ

1|ベストアルバム

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「1」というアルバムタイトルから分かる通り、ビートルズが全英もしくは全米で1位を獲得した楽曲だけを集めた、ベストヒットアルバムです。

このアルバムが魅力的な点は、CD一枚に程よく彼らの代表曲が収まっている手軽さ。ビートルズのベストアルバムを編集するとなると、曲数がかなりのものになってしまい1枚で収めることは難しいですが、「1位を獲得したかどうか」というかなり厳しく明快な基準を設けることによって、(賛否両論はあるだろうが)比較的バランスの良いベストアルバムに仕上がっている点です。

また、CDと同時にリリースされたDVD版では初の公式MV集がリリースされ、そちらと合わせれば、彼らのMVが見れるという点も大きいでしょう。

しかし一つ注意点があるとすれば、「1位」という基準は、流石のビートルズでもかなり厳しいものがあり、最高傑作と認識されているにも関わらず、幾らかの楽曲は外されてしまっているため、決して完成度として100点をつけることはできません(”Strawberry Fields Forever”などは当時の評価が芳しくなかったため、もちろん収録されていない)。

コンパクト、かつ最低限ならベストバイ。

 

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