UKロックといえば大仰なストリングスだよね|名曲一覧

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調子どうですかみなさん、こんにちはです。

この記事では、数あるUKロックの名曲でも、とりわけストリングスが取り入れられた名曲について紹介していこうと思います。大胆で派手なストリングスサウンドは、とりわけUKロックの大きな特徴の一つとして認識されていますね。

そんじゃいくぞーーー

UKロック=大仰なストリングス説

UKロックといえば大仰なストリングスだよね

60年代にビートルズと、5人目のビートルズとして認知されているGeorge Marin(ジョージマーティン)が、クラシックの要素をロックやポップスのフィールドに持ち込み、彼らがストリングスを導入した名曲を世に放ってから、それ以降のUKロックにおいて、オーケストラの演奏会にロックバンドが佇んでいるように見違えてしまう、数々のストリングスの名曲がリリースされました。

ビートルズに始まり、オアシスやブラー、そしてヴァーブにコールドプレイなどなど、彼らのようなUKロックにおける正統的なバンドは、素晴らしいストリングスを備えた名曲を一つは必ず持っているはずです。UKロックにおいて大仰なストリングスはもはや伝統芸能、彼らの十八番と言っていいでしょう。

ストリングス名曲を語る上で外せない2人のプロデューサー

George Martin(ジョージマーティン)

かの有名なビートルズの、ほぼ全ての作品を手がけた名プロデューサーですね。彼は絶対音感を持って生まれるなど、早くから音楽の才能に気づき、音楽学校ではクラシックのアカデミックな教育を受けています。ある時彼は、Paul McCartney(ポールマッカートニー)が作ったシンプルなアコースティックソングに、ストリングスを入れてみないかと打診。当初、Paul McCartneyはなぜロックソングにクラシックの要素を入れるのかと難色を示しましたが、それではと、George Martinは弦楽四重奏を入れてみようと妥協案を提案しました。この曲は”Yesterday“として知られ、ロックにおいて初めてストリングスが導入された楽曲であり、今でもビートルズの代表曲として世界中で聴かれています。この曲リリース以降も、George Marinはビートルズのために、数々の素晴らしいスコアアレンジをこなし、彼らの楽曲にストリングスという彩りを加えました。これ以降、UKロックにクラシックの要素がどんどんと取り入れられていくのです。

Phill Spector(フィルスペクター)

1960年代から1970年代にかけて活躍したプロデューサーです。John Lennonと口論になり彼に拳銃を向けたり、恋人の殺害容疑がかけられたり、ドラッグ中毒になったりと、現在では逮捕され牢獄で余生を送っていることで知られますが、彼が作り出したサウンドはあまりにも有名です。

そのサウンドは、同じ楽器や音を幾度もレコーディングし、重ねることによって本来なら出ないような厚みのある重厚なサウンドを実現していて、その手法は”ウォールオブサウンド”という名で広く知られています。ビートルズも親交があり、Let It BeをプロデュースしたのはPhill Spectorその人です、そして後も(拳銃を向けるまで笑)John Lennonの楽曲もいくつかプロデュースしています。

80年代以降は一線を退いでいますが、彼のシグネチャーである”ウォールオブサウンド”は現代のUKロックにも少なからず影響を与えており、特に90年代のUKロックを代表するOasisのサードアルバム”Be Here Now”は、この”ウォールオブサウンド”をマネて作られたと言われています

 

ストリングスがふんだんに使われた名曲一覧

The Beatles-“All You Need Is Love”

■オリジナルアルバム未収録曲。ベストアルバム”1″に収録■

George Martinのスコアアレンジが光る楽曲は”I Am The Walrus“や”Across The Universe“など他に例を挙げれば枚挙にいとまがありません。しかしこの曲ほどよくストリングスが大胆にフィーチャーされた彼らの名曲はないでしょう。

この曲は”Our Worlds”という、BBCによる世界初の多元衛星中継のテレビ番組のために制作された楽曲です。この番組で行われた楽曲の公開レコーディング映像には、The Rolling StonesのMick Jagur(ミックジャガー)やアメリカ版ビートルズとして知られるThe Monkeys(モンキーズ)のメンバーなどが参加しました。1967年に放映されたもので、60年代といえばカリフォルニアを震源地としたヒッピームーブメントの全盛期、このレコーディング風景もそんなラブアンドピースな雰囲気に包まれています。

Blur-“The Universal”

■”The Great Escape“に収録■

Blurはどちらかといえばちゃんとギターをジャカジャカ鳴らすバンドサウンドを得意としているイメージでしたが、こちらの曲は素晴らしいストリングスが導入されています。

このシングルのアートワークは映画”2001年宇宙の旅”を模したもので、MVは”時計仕掛けのオレンジ”を引用した作品になっています。どちらもスタンリーキューブリックというイギリスの偉大な映画監督によって撮影された作品です。

ちなみにMVを担当したのはJonathan Glazer(ジョナサングレイサー)で、彼は他の作品ではJamiroquai(ジャミロクワイ)の”Virtual Insanity”の例のアイコニックな仕掛けで有名ですね。

Oasis-“All Around The World”

■サードアルバム”Be Here Now“に収録■

ストリングスの厚みから、曲のやたら間延びする感じまで、全てがUKロックっぽさに溢れた楽曲に仕上がっていますね。さすがは90年代を象徴するUKのロックスターです。

The Verve-“Bitter Sweet Symphony”

■デビューアルバム”Urban Hymns“に収録■

日本ではテラスハウスのオープニングに使用されているので知っている方も多いはず。この曲は90年代ブリットポップを代表する楽曲であり、ふんだんにストリングスが取り入れられた名曲でもあります。ボーカルのRichard Ashcroft(リチャードアシュクロフト)はこのバンドにおいてもソロにおいても、UKロックのアイコンとして圧倒的な存在感を誇っています。

ちなみに彼らの特技は解散

Coldplay-“Viva La Vida”

■アルバム”Viva La Vida Death Of His All Friends“に収録■

フロントマンのChris Martin(クリスマーティン)が、果たしてUKロック然とした存在感を放っているかと言われれば微妙なところです。しかし、このバンドは00年代以降において、最も世界規模の商業的成功を納めたイギリスのバンドであり、この”Viva La Vida”はストリングスを大胆に用いた名曲であることに間違いはありません。

何かとUKロック界からは批判の的になる事も多いですが(特にギャラガー兄弟はコールドプレイをバカにしすぎ)、彼らがマンチェスターのテロ事件を受けて敢行したチャリティライブを見れば、彼らがいかにUKロックバンドであるかがはっきりとわかります

Spiritualized-“Ladies And Gentlemen We Are Floating In Space”

 

■アルバム”Ladies And Gentlemen We Are Floating In Space“に収録■

フロントマンのJason Pears(ジェイソンピアース)はサイケロックの界隈ではその名を知らない人はいないほどの有名人。バンド名からアルバムタイトルまで全てがカッコよすぎる。このストリングスが導入された名曲には、一定の催眠効果がある気がします。

 

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